ゲームラグ白書 › L3 家庭内ネットワーク
Wi-Fiの干渉・電波の弱さ Wi-Fi interference, weak signal
原因ID hn-wifi · 主担当 外部・外部 · 副担当 ゲーム開発チーム・クライアント開発
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電波が弱かったり干渉があったりすると、無線区間で何度も送り直すことになり、パケットの到着がばらつきます。
なぜ 壁・距離・電子レンジ・Bluetooth・近所のルーターによる電波品質の低下 → すると 無線区間で送信に失敗 → 何度も再送 → 画面では パケットの到着がばらつき(ジッター)、キャラクターが何度も一瞬止まる。ひどいとパケットロスでワープ
- 症状
- カクつき, ワープ, 引き戻し
- 要因
- ジッター, パケットロス
- 誰に起きるか
- 自分だけ, 同じ家
- いつ
- ときどきランダムに, 常に
- 担当
- 主担当 外部・外部 · 副担当 ゲーム開発チーム・クライアント開発
- ゲーム開発チームの対応
- 回線状態に応じて補間バッファの長さを自動調整、ジッター・パケットロスが大きければ画面にネットワーク状態を表示。
- 外部の対応
- ユーザーに、有線接続、5GHz・6GHzの使用、ルーターの設置場所の変更を案内。
- 数値の目安
- 再送1回ごとに1〜4msほど余計にかかります。電波が弱いと遅い速度で何度も送り直し、チャンネルが空くまで待つこともあるため、50〜200msずつ跳ねることもあります。平均Pingは正常に見えるのが落とし穴です。
- グラフでは
- 不定期なスパイク · ルーターまでのRTT
- 確認箇所
- ping /tでルーターのアドレス(ipconfigのデフォルトゲートウェイ)を数分間測り、netsh wlan show networks mode=bssidで自分のルーターの電波強度・チャンネルを確認。同じ場所で有線に切り替えて比較
- 該当する場合
- ルーターまでのPingの段階で不規則に数十〜数百ms跳ね、ときどきパケットロスが出て、電波強度が低い。有線やルーターの近くでは消える
- 該当しない場合
- ルーターまでは安定していて、その先だけ跳ねるなら回線・通信事業者の区間。一定の間隔でだけ跳ねるなら「Wi-Fiのバックグラウンドスキャン」
- 確認手段
- ユーザー側の環境で確認
- もっと詳しく
- メッシュWi-Fiでルーター(ノード)同士が無線でつながっている場合(無線バックホール)、中継するノードは受信中に送信できず、同じチャンネルを使う前後の区間と送信の機会を分け合うため、混雑時にはスループットが落ち、遅延が増えることがあります。バックホール専用の無線帯域がある製品は影響が小さいことがあり、ノード同士を有線(イーサネット)でつなげば、この区間は無線を通らなくなります。電力線通信アダプター(PLC)もWi-Fiと同じく、媒体が空いているかを確かめてから送る方式(CSMA/CA)を使います。家電製品が出すノイズや家電製品の電源のオン・オフによって品質が絶えず変わるため、再送とジッターが生じることがあります。
- 実際の事例
- Square Enix 2021: FINAL FANTASY XIVの拡張パッケージ発売時の混雑とログイン待機列のエラー
出典
- Resolve Wi-Fi and Bluetooth issues caused by wireless interference Apple
電子レンジ・コードレス電話などの干渉源、Wi-FiとBluetoothが同じ2.4GHz帯を使う、5GHzへの切り替えと干渉の少ないチャンネルの選択を推奨 - RFC 8325: Mapping Diffserv to IEEE 802.11 IETF
802.11のCSMA/CA:チャンネルが空いているときだけ送信し、使用中なら空くまで待ってから、さらにランダムなバックオフの分だけ待つ - Ending the Anomaly: Achieving Low Latency and Airtime Fairness in WiFi (USENIX ATC 2017) USENIX
負荷のかかったWi-Fiのデフォルトのキューでは数百msの遅延、遅い速度で接続した(電波の弱い)端末はFQ-CoDelを使っても中央値200ms超 - ping Microsoft
/t:停止するまでエコー要求を送り続ける - ipconfig Microsoft
パラメータなしで実行すると、アダプターごとのIPv4・IPv6アドレスとデフォルトゲートウェイを表示 - Wireless network connectivity issues troubleshooting Microsoft
netsh wlan show networks mode=bssid:見えるWi-FiごとにBSSID・電波強度・チャンネル・無線方式を表示 - Capacity of Ad Hoc Wireless Networks (MobiCom 2001) ACM
802.11の無線で何度も中継すると、ノードは受信中に送信できず、前後の区間が互いに干渉するため、一列に中継する経路のスループットは理論上3分の1(シミュレーションでは約7分の1)まで落ちる - Electri-Fi Your Data: Measuring and Combining Power-Line Communications with WiFi (IMC 2015) ACM
電力線通信(IEEE 1901・HomePlug AV)の市販機器はWi-Fiに似たCSMA/CAで送信し、短時間の不公平によってジッターが大きくなることがある。チャンネル品質は、家電製品が出すノイズや家電製品の電源のオン・オフ(数分〜数時間単位)によって変わる
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